2019年6月2日日曜日

Ansible Night in Osaka 2019.05

大阪で3回目となるAnsible Night Osaka。2回目へは行くことが出来ませんでしたが、今回初の試みとなることを考えていると横地さんから聞いており、行ってみたいと参加することに相成りました。




会場は2回目と同じ大阪駅が見えるGMOクラウドさんのオフィスをお借りしての開催で、GMOクラウドさんもスタッフで対応頂けるというコミュニティにとって感謝しきりです。

『Ansible 2.8 アップデート 』 横地さん

出たばかりのAnsible2.8の紹介をまずしつつ、大きなところである新規モジュールについて説明を続けます。
エーピーコミュニケーションさんはネットワーク関連の企業で横地さんもネットワークのエンジニア、やっぱりネットワーク関連のモジュールを押しており、一番増えたfortiOSモジュールはGUIだと反応が遅く、CUIだと割とメンテしにくいプロダクトをAnsibleでコントロールできるようになったのは大きなメリット。

また、csvを読み込ませるread_csvモジュールが使えるようになり、リストを作成したcsvファイルをansibleで使うことで複数のことができるようになりました。

他にクラウド系のalibaba cloudなどのモジュールも追加されています。

横地さんが会場に対してansible2.8インストール済みの人を確認したところ4人。5月に出たバージョンなのでこんなもんなのか、そうじゃないのか。


『Ansible × Windows (仮)』後藤さん

#旅するAnsible」を地で行き、山の上にAnsibleを連れて行く一般男性、槍ヶ岳の形とAnsibleのAマークが似ているのでいつか行きたいと思っているものの、山でロゴを見てAnsibleと言われたことはないのが残念という山登りの一般男性(30)。

登壇者が話すお題目として「話すこと」は示すことはあるものの、「話さないこと」として参照先を書いているのはすごい。
限られた時間の中で話すこと話さないことを書くのは意外と勇気がいりそう。

2.2や2.3ではAnsibleでWindowsをコントールする情報を見ていたのに最近は見ていない。
それならやってしまおうというのが今回の発端。

AnsibleとWindowsの歴史のまとめとwindowsのちょっと大変なところ。

indowsでの設定変更するための手段が多すぎる。
・GUI
・OSコマンド
・PowerShell
・レジストリエディタ
・グループポリシーエディタ

手段が多いことで人それぞれの手順が異なり、その結果作成されるのが「Excel手順書(スクショ職人)」で世の中から抹殺したい (会場一同納得)

今日のやらかし話、win_packageモジュールでは当該ソフトウェアがインストール済みであるか判断するためにProduct_IDを使用するが、Product_IDを確認するために一旦インストールする必要がある。

それを解消するためにwin_chocolateyモジュール使いたかったけど可能ではなかった。
ただしwin_chocolateyモジュールはインターネットで情報を拾ってくるためにインターネット接続が必要、かつプロキシを指定することが出来ないためにプロキシ配下では使えない。
残念ながら使うことが出来なかったのがやらかし。

見つけたバグ。
エントリの文字列によってfailedとなるところ、GitHubでissue投げて8日後に反映されたという素晴らしく早い対応。


LT1「Ansibleやらかし話2」 m.shikaさん

Ansible Night Osaka 2018.07でhostsでのやらかし話の続編。

本来yamlであれば行頭のスペースやハイフンでネストしていく必要があるのにここらへんのスペースのせいでerrorとなる。
「%」でスペースをエスケープすることで回避する必要があり、1時間くらい悩んだ。
本来正しいと思うのにそうじゃないのは。。。。バグ?


LT2「もっと使える !? Ansible 」小林さん

プリセールスで汎用機から入りオープンと来ていて今回はあえてテック系から外したい。
Ansibleはもっと出来るコという言葉が出来たのが今回の大トリ?!

Ansibleが使われるのは現状はサーバー系、ネットワーク系だが、オフィスフロアの設定、製造ラインの初期設定、イベント会場の機材設定がAnsibleでできればもっとラクにできるのではないか、
特に最近は組み込みLinuxのOSで構築されているため、SSH経由でAnsibleコントロールできないかという夢のあるお話を聞くことが出来ました。

小林さんは夢のある→夢しかない。とおっしゃっていましたが夢を実現したいと思えるものでした。
それこそ今回のGMOクラウドさんの会場のように貸し出す際にも初期設定をPlaybookで流せば元に戻るような仕組みも出来そうにも思えてきます。

そして初の試みの「Ansibleカタリバ」

座談会形式で進められ、Ansibleの使用状況によって3通りにグループ分けをして行われました。


まずは話やすいようにガラガラポン。



グループの3つの内訳は以下の通り。一つ目の人数が多くて3つのおいしいの?チームがデプロイされました。

・Ansibleっておいしいの?
・Ansibleチョットワカル
・バリバリ使ってる


Ansibleチョットワカルへ参入
(おいしいの?だとおもった)

スカッとした話から、やらかし話までいろいろと。

いつもansible飯で打ち解け行きつつだんだんとansibleの話が盛り上がるのが常ですが、時間に制限があり来れない人も多いために
参加型にすることでイベント時間中にAnsibleの話がもりあがってこないかなという考えのもとに実施され、思惑通り参加者同士のそれぞれのベストプラクティスの話や悩んでいる箇所などの生の声を聞くことが出来たのは大きな収穫です。
東京のNightでも是非組み入れて欲しいものです。


そしてAnsible飯へ。

カタリバで同じグループだったブロガーでもある@toshis_さんはDNSをAnsibleで保守しており、同じDNSオペレーターとしてお話できたのも今回の収穫。



そして夜は更けてゆくのでした。

いつもコミュニティの音頭を取ってくれている中村さん。
完全にAnsibleの人となっている影の主催者横地さん。
会場を提供して頂いたGMOクラウドさんありがとうございました!

おしまい。